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2018年のご挨拶



2016年初めにこのサイトを立ち上げてから、年に1回ほどの割合でこのページを書き直しています。

書くたびに、日本の抱っことおんぶをめぐる状況が変わっているのを感じます。


道具を使った抱っこやおんぶを意味するベビーウェアリングという言葉が

一般的になった、とまではまだ言えないかもしれませんが、

ベビーウェアリングという言葉を知る人も増えてきたし、

様々な抱っこ紐やおんぶ紐の存在が知られてきて

それらの講習会や体験会なども頻繁に開催されるようになってきました。

何よりも嬉しいのは、ベビーウェアリングを愛する人達のコミュニティが

日本中にできてきたことです。

これからも、この動きは、どんどん活発になっていくことでしょう。


 

そんな中で、自分がすべきであると考えることも変わってきました。

この会を最初に立ち上げた時は、とにかく、実地で見ることの少ない織物製抱っこ紐であるベビーラップを

実際に見て、触って、試せる場所を作りたい!という思いでした。

本物を見てみたいのに、見られる場所がない、

自分で買って確かめるしかなかった、その結果コレクターになってしまった、

そんな経緯がありましたので、後に続く人には、自分が欲しかった場所を提供したい、

そういう想いがありました。


 

その後、ベビーラップの体験会や試着会・講習会を主催したり、講師として派遣されたりして、

ベビーラップのユーザーが増え、そのユーザー達がまた教え伝える側に回り、

関東近辺でベビーラップに触れ・習うのが容易になってきた時に、

日本のベビーウェアリングの世界に足りないと感じるようになったのは、

ベビーラップやらスリングやら兵児帯やらといったある意味ちょっと特殊な抱っこ紐ではなく

ごく一般的な抱っこ紐に対しても、

肯定的な視線で紹介し、快適で安全な使い方を伝える姿勢でした。


自分の育児を通して、様々な抱っこ紐を使用し、その便利さの恩恵にあずかり、

抱っこ紐全般のファンになった私にとっては、

それを肯定的に人に伝えるのは、とても自然なことでもありました。

昨年から続けている『だっことおんぶの無料相談会』は

そんなコンセプトに基づいて始めたものです。


 

そして今、日本には抱っこやおんぶを教える流派はいくつもありますし、

抱っことおんぶについての啓蒙活動をする団体も複数できてきました。 

これまでは、ベビーウェアリングについて知りたい人、ベビーラップを習いたい人は

全て掬い上げていかなければ、と大それた使命感に突き動かされてきましたが、

現在は多くの受け皿があります。

 

ベビーウェアリングを取り上げる団体や教室が無数に増えた今、

私は次の通り、『ベビーウェアリング東京城北(BWTJ)』ならではのカラーを打ち出したいと思います。



養育者の『楽』『快適』『楽しさ』と

赤ちゃんの客観的安全のみを追求します

抱っこやおんぶをする上で、赤ちゃんの落下や窒息の防止・股関節脱臼予防は大切です。

でもそれ以外の「~~だから赤ちゃんに良いよ!」は言いません。


一般的にベビーウェアリングは、赤ちゃんの愛着形成に良いと言われます。

肩越しに視界が開けるおんぶが赤ちゃんの学習に良いとも言われます。

多分そうなのでしょう。

でもはっきり確固たる証明をすることはできません。

ベビーウェアリングする代わりに、赤ちゃんに別の体験をさせる、

そちらにもまた、違うメリットがあるだろうとも思います。

 

私は、養育者が「赤ちゃんのために良いからしなければ」となるのを危惧します。

ベビーウェアリングは自分に強いなければならないものではありません。

また、養育者が「赤ちゃんのために」何かをすることで

アイデンティティの確認や自己実現を図ろうとするのも、健全だと思いません。

だから私は、ベビーウェアリングに関して、養育者自身へのメリットしか語りません。

それが私の良心です。

 

 

ベビーウェアリングを自然派・スピリチュアルから明確に切り離します

 

私はベビーウェアリングについて、抱っこ紐やおんぶ紐といったツールを使ってさえいれば、

たとえそれが兵児帯だろうと成形型の一般的な抱っこ紐だろうと

同じくベビーウェアリングだと思っています。

でも、さらしや兵児帯、スリングやベビーラップといった

いわゆる布系の抱っこ紐を使った抱っこやおんぶこそが

理想的なベビーウェアリングだと考えている人もいます。

ある意味原始的なツールであるこれら布系抱っこ紐の支持者の中には、

少なくない割合で、自然派やスピリチュアリストが存在します。

 

ベビーウェアリングを伝えていく中で、

「ベビーウェアリングやってる人ってワクチン反対なんでしょ?」

「紙オムツやエ○ゴを使っていたら意識低いって怒られそう…」

という反応を受けて、悲しく思うことが、しばしばありました。

ベビーウェアリング自体は楽で楽しいものなのに、

胡散臭いもの、選民意識のあるもの、と受け取られてしまうのは、とても残念です。

 

そこで私は、自分の立場表明と勉強のために、

今年は『ウィメンズヘルスリテラシー協会』による「これだけは知っておきたい」講座と

『同志社大学サテライトキャンパス』における『赤ちゃん学入門講座』を連続受講しています。

 

 

以上の前提を以て、今後ベビーウェアリング東京城北は


☆抱っことおんぶについて、あらゆる時期やツールを網羅した総合的な講座


☆ベビーラップ愛好者のための交流会や試着会


☆400点近いベビーウェアリングツールのコレクションを活用した貸し出しサービス


の3本柱で活動を展開し、

日本におけるベビーウェアリングの、より一層の普及を図っていくものであります。

 

今後ともよろしくお願いいたします。

 

2018年7月27日

 

ベビーウェアリング東京城北・ラップライブラリー東京

代表 たにうちゆき


 ベビーラップアドバイザー®

 オーシャジャパン認定ベビーウェアリングコンサルタント

 だっことおんぶの研究所ベビーウェアリングコンシェルジュ養成講座修了

 Die Trageschule® Master Course / Basic Course 修了

gran mocco アンバサダー


ベビーウェアリング東京城北は、ベビーラップと呼ばれる一枚布タイプの抱っこおんぶ紐を主として、各種抱っこ紐・おんぶ紐による密着した心地よい抱っこ(ベビーウェアリング)を愛し、実践する同好会です。

現在、日本にはベビーラップを扱うブランドが、ディディモス・オーシャ・北極しろくま堂と3社あり、世界全体では200近い数のブランドがあると言われています。

しかし、日本の3社はいずれもネット通販が中心で、実店舗で実物を見る機会がほとんど無く、それ以外のブランドに関しては自分で個人輸入するしかない現状です。

当会は各社のベビーラップを数多く取り揃え、「実物を見て・触って・巻いて、体験できる場」をモットーに、東京池袋近辺にて体験会・講習会を企画すると共に、ベビーラップのお試しレンタルサービス《ラップライブラリー》を運営してまいります。

多くの選択肢の中から「自分と赤ちゃんに一番合った1枚」を見つけるために、ぜひ当会のラップライブラリーをお役立てください。

色とりどりの美しいベビーラップによって、抱っことおんぶの時間がより楽しく、幸せなものとなるようにお手伝いいたします。


2016年2月18日


ベビーウェアリング東京城北代表 たにうちゆき

 ディディモス認定ベビーラップアドバイザー®

 オーシャジャパン認定ベビーウェアリングコンサルタント

 だっことおんぶの研究所認定ベビーウェアリングコンシェルジュ

 Die Trageschule® Master Course / Basic Course 修了

2017年3月28日追記


出張講習・ワークショップ開催・ラップライブラリー運営を始めて1年ちょっと経ちました。

この1年ほどの間に関東のベビーウェアリング事情は大きく変わりました。

東京近辺ではベビーウェアリングの講習会や練習会・交流会が月に何度もあちこちで開かれるようになりました。

日本に3ブランドしかなかった織物製ベビーラップも、今年に入って他ブランドの代理店もできました。

ちょっと前に比べると、ベビーウェアリングにぐっと触れやすくなっています。

「実物を見て・触って・巻いて、体験できる場」が日本に増えてきたこと、これからもっと増えていきそうなことは、

当会立ち上げ当初からの願いであり、喜ばしい限りです。


この喜ばしい流れの中で、当会があらためて大切にしていきたいのは、多方面から幅広く知り、経験することで得られる

中庸・中立です。

ベビーウェアリングについて様々な媒体や講座から多面的に学び続け、多くの視点を持ち、多くのツールの知見によって、

だっことおんぶを必要とする方々にニュートラルな情報を提供できるよう、これからも尽力してまいります。